台風、地震と続き、予定していた山行を一度は諦めた山の日の登山。やっぱり諦めきれず、直前に赤岳鉱泉を予約して、夜行のアルペン号にて美濃戸口へ。
早朝の美濃戸口は次から次へと車が入ってくる。八ヶ岳山荘で支度を済ませ歩き出すと、1時間ほどで美濃戸山荘に着き、そこから北沢コースでまずは赤岳を目指す。水の音と木漏れ日に癒されながら沢沿いを歩き、3時間ほどで行者小屋に着き、ひと休憩。
行者小屋からは横岳、赤岳、阿弥陀岳などの凛々しい山たちが、青空にくっきりと映えていた。文三郎尾根を歩きながら、立ち止まっては赤岳の勇姿を見上げたり、高山植物をカメラに収めたりしながら歩くと、不思議と疲れが癒やされる。
赤岳山頂は最高のお天気で、さすが山の日、たくさんの登山客で賑わっていた。赤岳展望荘にて珈琲とカレーで休憩。珈琲はおかわり自由で、スパイシーなバターチキンカレーに良く合っていた。その後はスリルあるトラバースや梯子を経て横岳、気持ち良い稜線を歩いて硫黄岳へ。終わりかけではあったが可愛いコマクサにも会えた。
ソロなので思う存分写真を撮ったり、硫黄岳山荘で珈琲休憩をしたりしながら宿泊地の赤岳鉱泉へ到着。名物の温泉は貸切状態で非常に気持ちよかった。夕飯は残念ながらステーキではなかったものの、チーズ入りのハンバーグとポトフにデザートはスイカで大満足。夜は満点の星空に、ペルセウス座流星群が沢山見えていつまでも空を眺めていたかった。
翌日は9時ごろには下山し、美濃戸口のJ&Nにて朝風呂に珈琲、デザートと優雅な時間。帰りは茅野からあずさにて帰宅。今年の山の日、ソロでの南八ヶ岳周回は思い出深く、少し自信のついた山行になった。
(by Mucchan)
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