新緑とニリンソウの群生に会いたくて一泊二日で上高地へ。
初日の天気は快晴。早朝の上高地はまだ人も少なく静か。青空の下、残雪の穂高連邦をバックに、エメラルドグリーンの梓川が流れる様は、山岳雑誌の表紙を見ているよう。
初日は横尾までの往復ハイク。朝の凛とした空気の中を歩き出すと、さっそく此処彼処に見られる、白く可憐なニリンソウの群生に感動。サラウンドのように聴こえる野鳥たちの声に、心が浄化される。霊峰、明神岳に抱かれた明神池は神々しく、湖に面した嶺宮遥拝所に向かって礼拝。徳澤園テント場では色とりどりのテントが並び、ニリンソウの群生に目を細め寛ぐ人々たち。徳澤園のレトロなカフェにて、釜焼きピザと名物のコーラソフトで疲れを癒し横尾へ。横尾大橋からの絶景を目に、次回は涸沢まで行こうと心に決め、名残惜しくも初日はここでUターン。
二日目は少し曇っていたものの、相変わらず美しい穂高の山々。そこに少しでも近づきたくて岳沢小屋まで登ることに。岳沢登山口から1時間ほど歩くと眺望が開け、目の前には穂高連邦の山々。そして振り返ると霞沢岳、乗鞍岳、焼岳の凛々しい姿に思わずため息。岳沢小屋直下には想像よりも大きな雪渓があり、天然クーラーのような涼しい風を受けながら雪渓歩きを楽しめた。絶景の岳沢小屋テラスにて、名物のカレーとバナナスムージーに舌鼓。
バスターミナルまでの道は再び野鳥の囀りのサラウンド。次回は双眼鏡を持って野鳥探しの散策も良いなと、早くも次回を思い浮かべながら帰路についた。
(by Mucchan)
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